近年兵庫県豊岡市は、主に舞台芸術家が滞在して作品創作する“アーティストinレジデンス”を運営したり、観光とアートを学べる専門職大学が設立されたり何かとアーティストが集う街に変わりつつあります。その一環で毎年9月に“演劇祭”が開催され毀誉褒貶ある中(色んな意見がある中)活況を呈しております。
今回シルバーウィーク初日に機嫌良く仕事を終えられた後は、折角だからと歩いて3分位の所(豊岡市民会館)で演ってる舞踏カンパニー 山海塾 の『降りくるもののなかで -とばり』へ行ってきました…。
お初のため少し予習して向かいましたが、想像を超えたパフォーマンスに圧倒され続けて90分が終わった感じで、80s和レアリック・アンビエント音楽を掘ってる方にはおなじみのyaskaz氏、吉川洋一郎 氏らが手掛けたと思しき音響も含めて、なんとも贅沢な時間を過ごせました。
シルバーウィーク後半は、昔斜め読みした文庫本で復習(?)してから『山月記』を観に玄武洞へ(本命は中川裕貴氏のチェロ伴奏)…。期間中、玄武洞がライトアップされていたので少し得した気分。
楽器の本体を叩いたり、弦の倍音にエフェクトかけたりして、とてもチェロを演奏してるとは思えない音で愉しめました。また、劣情が肥大化しすぎて虎になってしまった男の孤独と郷愁を描くジメっとした内容なだけに、オシャンな感じを期待してたと思しきカップルたちが直ぐに立ち去っていくのが印象的でしたw
今回の中川さんやら梅津さんやら、とゞ兵ではアフリランポのメンバーがライブしてたりして、普段有り得ない独特な空気感を堪能させてもらってます。