どうしても行きたくて、コロナ対策を万全に京セラ美術館まで行ってきました。
私の20代〜40代を過ごした年月に生まれた美術群にまとめて触れる良い機会だと思ったのです。
当然、企画・監修された椹木野衣氏独自の視点でフォーカスされたアーティストばかりなので刺激的なモノばかりでした。
『平成美術』と銘打だけあって、『大正』や『昭和』の美術の或る種の輪郭を持った容貌を果たして『平成』の美術は持っていたのかを展示された美術群から問いただす試みだと、勝手に解釈して見て周りましたw。
印象的だったのは、平成に起こったアートシーンと其の年々に起こったトピックが年表に纏められて聳え立っていたボードです。混沌した中でも当時を鮮明に思い起こさせる見事な纏められ方でした…改めて見るといかにエグい事件や自然災害が多かった31年だったかが判ります。
そんな平成独特な世相を反映してるのか?してないのか?兎に角面白い展示がコンパクトに見られて大変充実した時間を過ごせました。
『アートは究極のエンタメ』と或るアーティストが言っておられましたが、何となく実感できた展示会でした。